聞きなれない言葉ですね。
PTSDは、Post Traumatic stress Disorderの略語で、心的外傷後ストレス障害と訳されます。
大人には、「自我」と呼ばれる現実検討機能が備わっていますので、日常生活のさまざまな刺激に対して、健全に対応することができます。しかし、突然の事故や事件などの場合、自我のコントロールを超えた暴力的・侵入的な刺激に対して対応ができません。この時に受けた傷が「トラウマ(心的外傷)」となるのそうです。
強い衝撃を受けるとショック状態に陥り、心の一部の働きを「麻痺」させることでやり過ごそうとします。
人ってしたたかにしなやかに出来ているのかしら!?
ストレスに強い方はショックを受けた心は自然に回復しますが、私達の心は、知覚・感情・記憶など様々な機能を統合していますから、一部が麻痺したままであると、後になって「異常信号」を出し始めます。血液の循環が悪いと足がむくんだり、頭痛がしたりする作用と似ています。異常を知らせるために様々な心理的・身体的症状が現れ始めます。これがPTSDです。
診断基準は
衝撃的な事件の体験・目撃をしたかどうか。
解離症状
再体験の程度
逃避
覚醒状態の亢進
ではTPSDと診断されたらどのようにしたらよいのでしょうか!?
症状が出始めた場合には、第二段階として「トラウマとの直面と棚卸しの面接」を行います。これは、心的外傷を援助者と共に再度見つめ直す作業を通して、主観的体験として取り込んでしまった様々な感情・身体感覚・映像等から心を解放するためです。
「何が生じたか」を理解し、「何が怖かったか」がわかれば、「これからどう対応できる」という自己効力感を取り戻すことができるからです。ただし、直視するのは、フラッシュバックを起こすのと同様ですので、その時の感情に立ち向かうための勇気と援助者との信頼関係が必要です。PTSD症状が激しい場合には、緊急対応として行う必要がありますが、先の応急処置を行って日常生活が安定している場合には、無理に行いません。十分に回復し、本人から直面したいという希望が出てきたときに行うようにします。また、この面接は、構造化された心理治療室で行い、セーフティーネット(面接後に本人が不安定になった場合に家族や学校で、対応できる環境)を整えておく必要があります。
とあります。
心理治療に対する専門的なトレーニングを十分に受けた方が構造化された心理治療室においてのみ行ってください。
といわれています。
なんにしてもご自分の信頼のおける期間での治療が一番かとおもいます。
ただ今私は激しい頭痛と不眠、めまい、不安に悩まされております。
早く「自己コントロール感」を取り戻すこと
直接的原因を除去あるいは、刺激量を和らげる事により外傷を受ける前の心のバランス感覚を取り戻すことが目標です。
薬物による対処療法と医師とのセッションで平常心を保っている状態かしら!?
まさかこの私が。。。
って感じです。